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レセプトのオンライン請求義務化で"官製"医療崩壊を招く?

耐震偽装の問題による法改正が、住宅着工数が激減

してしまった官製不況に近い状況を、今回は人の生活

に関わる医療の現場に作ってしまいそうで心配です。

http://japan.cnet.com/blog/soyo/2009/01/29/entry_27019845/

基本スタンスとしてオンライン請求は時代の流れで必要。

ただし、やり方に問題があるという事を書いています。

レセプトオンライン義務化のメリット・期限医師が国を提訴したという報道によると・・

>全国保険医団体連合会によると、厚生労働省は

>2006年に省令を改正。現在は経過措置で一部

>の医療機関を除いてレセプトの郵送など4種類の

>方法が認められているが、11年度からオンライ

>ン請求が原則義務化される。

現在、レセプトは原則的に病院で作成後、紙に出力

して審査支払機関に提出し、チェックを受けたあとに

支払われる仕組みで、このITのご時世に膨大な人件費

と紙を使っていると問題になっています。(あと、

チェックミスや不正を見つけにくいという問題も)

そこで、書類作成作業、書類チェック点検作業、

請求書点検作業の省力化というメリットが謳われ

ているわけですね。うん、これは賛成。

一方、デメリットもある。。ただ、オンライン請求以外の請求が出来なくなる

ため、ITに疎い高齢の医師が廃業の危機にある。

デジタルデータによる個人情報流出リスクが増大

する。そして何より費用負担が結構大きい。など

など解決出来ていない問題がまだ残ります。

まず、IT化に着いていけない方、それに伴い

職を失う方がいる問題は、避けて通れません。

これは医療に限らず、IT化で失業した方は多数い

ます。エネルギー革命で国内の炭坑が無くなって

いった様に、情報革命で廃業する方が出ることは

ある程度は織り込み済みですね。

また、効率から言うと、日本は今後人口が減少

しますのでこのような改革は必要です。企業が

リストラをしながら存続を模索するように日本も

国として医療制度を維持しながら存続するには

効率化が必要でしょう。

地方の医療は誰が支えるのか?

ただし、それが医療だと若干性格が異なります。

地方の医療は、数少ない現地の医師が誠意を

もって取り組んでいることが多く、彼らを効率

という名のリストラで切る(負担を強いる)こと

は地方医療を崩壊させてしまう可能性があります。

この辺は都心に住んでいると判らない点ですが、

地方では街に病院がない所はざらで、診療所が

幅広い診療を担っています。専門科なんて言って

いられないので、薬の情報や治療技術に関する

数多い情報を追うだけでも至難の業です。

それに加えて、専門外のIT作業を丸投げ的に

(費用負担も含めて)義務付ける事には疑問を

持ちます。

現場にメリットを還元する仕組みを!通常投資は、リターンがあって初めて成り立ち

ます。今回は作業の効率化をメリットにあげて

いますが、それは規模があって初めて成り立つ

もので、大病院やチェック機関、そして支払う

側としての国や保険組合に限定されてしまいます。

小さな診療所や個人病院に対してせめて初期投資

やインフラ分だけでも各施設に還元してトータル

でWinWinになるような制度設計ができないもの

でしょうか??

レセプトオンライン義務化は必須だと思います。

ただ、それで地域の医療を崩壊させては本末転倒

でしょう。目的と手段を今一度見つめ直して欲し

いです。"金持ちな医者"ばかりではありません。

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