医師不足:250人の県出身・全国の医学生に知事が手紙「就職は古里で」 /富山
拝啓 医学生様--。
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20080509ddlk16040400000c.html
医師不足の深刻化を受け、県は、全国の大学医学部に在籍する富山出身者約250人に対し、古里の病院に就職するよう求める手紙を送った。石井隆一知事自らが、学生たちの郷土愛に訴える文面を考え、「明日の県医療を担ってほしい」と呼び掛けている。
県内の病院の中には、医師不足のため一部の診療科を休止するところも出ている。県内15病院は07年度、計117人の研修医を募集したが、集まったのは半分以下の50人。募集定員に対する割合を示す「マッチング率」42・7%は、全国ワースト2位だった。
危機感を強めた県は、1人でも多くの研修医を確保しようと、03年以降に全国の医学部に進学した県立高の出身者に手紙で「Uターン」を呼び掛けることにした。文面は、石井知事が自ら筆をとり、それぞれの卒業校を通じて送付した。
手紙では、立山連峰やホタルイカなど富山の魅力を強調して郷愁を誘っている。その上で、「富山の医療が崩壊の危機に直面しかねない。県民はあなたの帰還を切望しています」と、若者たちの「情」に訴えている。
希望者には今後、県の医療情報や医学生対象のイベント情報を、電子メールなどで定期的に配信する。【茶谷亮】
毎日新聞 2008年5月9日 地方版
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