後期高齢者医療 導入1ヵ月混乱なお 九州・山口 保険証未着は1800人
75歳以上を主な対象とする後期高齢者医療制度(長寿医療制度)がスタートして1カ月がたった。新たな保険証が届かないお年寄りが九州・山口で約1800人に上るなど、依然として当初の混乱を引きずっている。
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厚生労働省の4月28日時点のまとめによると、保険証が届いていないお年寄りは全国で1万4646人。九州・山口では、福岡655人▽佐賀18人▽長崎県0人▽熊本480人▽大分435人▽宮崎3人▽鹿児島35人▽山口181人−となっている。
保険証は届いたもののお年寄りが紛失する事例も続出。制度を運営する各県の広域連合や市町村は急きょ説明会を開いたり、広報紙を通じて複雑な制度内容の周知を図ったり、対応に追われた。
「保険証が小さい」などの苦情が寄せられた長崎県の広域連合は、保険証の印刷の文字を大きくすることを決定。福岡県内の一部自治体は、新たに75歳となるお年寄り向けに説明会を開いた。保険証を直接手渡す自治体もあるという。
福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島では年金から天引きする保険料の徴収ミスも相次いだ。
今後、二度目の保険料が6月に天引きされ、現在は仮徴収額となっている保険料が10月からは本算定額に移行する。さらにお年寄りの戸惑いが広がる恐れもある。
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