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2010年京都府知事選挙への折り返しにあたって 民主府政の会がアピール

「府民本位の新しい民主府政をつくる会」は22日、「2010年京都府知事選挙への折り返し点にあたって―京都府政の転換めざし、府民の怒りと要求を結集し、たたかいの輪をひろげましょう」とのアピールを発表しました。全文を紹介します。

http://www.kyoto-minpo.net/archives/2008/04/22/2010.php

                   ◇
京都府政の転換めざし、府民の怒りと要求を結集し、たたかいの輪をひろげましょう
2008年4月22日   府民本位の新しい民主府政をつくる会
 「お年よりは早く死ねということか」。4月からはじまった後期高齢者医療制度に府民の不安と怒りが噴出しています。「福田首相よ『長寿という地獄』に追い込まれた老人の魂の叫びを聞け」「史上最悪の国家犯罪」「社会保障が崩壊する」との痛烈な批判が毎日のマスコミにあふれています。
 人間をまるでモノのように「使い捨て」にする派遣労働の深刻な実態。以前は豊富な恵みを産みだしてきた田畑がいまや放置されたまま。広がる「限界集落」。このままでは商店街が、このまちがなくなる。構造改革の被害が府民の生活に重くのしかかり、あいつぐ値上げと負担増が府民の暮らしを直撃しています。
 こんな時、府民とよりそい、府民と心を通わせる―そんな役割を果たすのが地方自治体の本来の姿、京都府政のあるべき姿ではないでしょうか。
 前回2006年4月の京都府知事選挙から2年が経過し、次期選挙の折り返し点をむかえています。府民本位の新しい民主府政をつくる会(民主府政の会)は本日、第1回の常任幹事会を開催し、決意を新たに、府政への要求運動ときたるべき知事選挙での府政の転換へ、府民のみなさんによびかけるものです。

府民の声と運動が政治を動かしています
 昨年の参議院選挙以降、新しい変化がすすんでいます。被災者生活支援法、障害者自立支援法の「見直し」、薬害肝炎問題での政府責任を明確にした解決、インド洋に派兵されていた自衛隊は、一時的とはいえ、撤退せざるをえなくなりました。イラクでの航空自衛隊の空輸活動は憲法9条違反との画期的判決がおりたのもごく最近のことです。
 先におこなわれた京都市長選挙の結果は、オール与党勢力をして「事実上の敗北」「想定外の最悪の結果」と言わしめ、国民の声と運動で政治がかわるという政治の流れをさらに前にすすめるものでした。
 京都市長選挙のたたかいに新たな確信がひろがっています。選挙後ただちに、加入世帯の96%におよぶ国保料値下げ、同和奨学金の肩代わり返済予算の執行停止と予算不計上となりました。机や食器の改善もすすみだし、また、「若者の就労支援をはじめとする総合的な雇用対策を推進する」雇用対策部長が新設されました。
 京都市政だけではありません。新しい流れは京都府政や府内地方自治体にも大きな変化をもたらしています。
 京都府では、すべての小学校で3年から6年生を対象に2年かけて計画的に30人程度学級に改善されることになりました。府は正規雇用の重要性を認め、パートや派遣など非正規労働者を対象にした相談窓口「非正規労働ほっとライン」も設置されました。府内各地では、63%にあたる議会で後期高齢者医療制度の見直しや廃止を求める意見書が可決されました。南丹市では、市長が提案した子育て支援や障害者の医療費助成の削減をすすめる議案を全会一致で否決しました。府内各地でこれまでなかなか通らなかった要求が実現するところもあいついでいます。

噴出する府民の声にこたえて
 山田知事は、先の京都市長選挙のなかで「まったく油断のならない選挙」とのべ、その理由について「生活が苦しい人たちの不満があるからだ」とのべました。また桝本前市長は、選挙後、接戦となったことについて「医療や福祉への明るい展望が持てない不安感が多くの人にあると思う。希望のある行政を求める気持ちが批判票となってあらわれた」とのべました。
 前回の知事選挙を前にとりくまれた府民アンケートには3万1082通の回答がよせられました。この声と前回知事選挙のたたかいは、その後の京都府政に大きな影響をあたえてきました。
 いま、府政各地のどこでも、暮らしの悲鳴がうずまき、ムダと不公正への批判、「いまの政治をかえてほしい」の思いが広がっています。その強さと広がりは、これまでのどの知事選挙にくらべても、かつてないものがあります。
 府民の怒りと要求が噴出し、住民の声と世論が政治を動かす新しい政治の流れのひろがりは、府政転換の可能性、条件を大きくひろげています。

府政の転換へ、たたかいと共同の輪をひろげましょう
 いまの府政は2008年度予算でも、原油価格高騰にともなう特別融資の創設や木造住宅耐震助成の規模拡大を盛り込むなど、府民の運動と議会での論戦により、府民の願いを無視できないようになってきている一方で、府民に冷たい姿勢や税金のムダづかいを続けています。
 2008年度予算で府外の私立高校に通う生徒への授業料直接補助や難病患者・小児慢性特定患者への見舞金を廃止しましたが、廃止にあたって、外部委員による「事業仕分け」という形で、まともな論議もせず、関係者の意見も聞かずに強行するという手法がとられました。
 また、そのムダがすでに大きな問題となってきた畑川ダム、舞鶴和田埠頭、京都市内高速道路の建設予算が計上されるとともに、京都市長選挙で審判がくだり、京都市でさえ、予算計上をしなくなった同和奨学金の返済肩代わりを引き続き計上したことなどは、いまの府政がどんな府政なのか、その性格と姿をはっきり示しています。
 貧困と格差がひろがり、地域社会の崩壊が急速にすすんでいるもとで、府民の願いが届く府政が切望されています。そのためには、世論と運動の前進とともに、破綻した「構造改革路線」を継続している府政の転換がどうしても必要です。
 京都市長選挙では、相乗り・オール与党の政治への京都市民の大きな批判が結集されました。自公政治のゆきづまりがいっそうすすみ、新しい政治がもとめられているなか、オール与党政治には未来はありません。
 府政の主人公は府民であり、府民のみなさんの声と運動、共同の拡大こそ府政を変える力です。京都市長選挙に示された新しい政治の流れを、こんどは京都府知事選挙で示しましょう。
 民主府政の会は、府民のみなさんに、府政転換へたたかいをよびかけるものです。

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