大阪府医師会22年ぶり会長選──1票差で与党協調派3選
日本医師会(日医)のあり方や国の医療政策をめぐる路線対立から大阪府医師会は14日、22年ぶりに会長選挙(任期2年)を行い、現会長の酒井国男氏(64)が元副会長の伯井俊明氏(63)を1票差で破って3期目の当選を果たした。270人の代議員が投票し、得票数は酒井氏が135票、伯井氏が134票、白票が1票という大接戦だった。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news002576.html
同日、再任された酒井会長は「大阪の医師会が一丸となって医療改革に取り組みたい」と語った。
大阪府医師会会長の選挙戦は、自民・公明の与党と連携を強める日医執行部への対応の是非が争点となった。日医と協調路線を歩む酒井氏の勝利は、4月に予定されている日医会長選にも影響を与える可能性がある。
府医師会の会長選は1986年の選挙を最後に無投票が続いていた。90年から7期務めた植松治雄氏(76)が2004年に日医会長に選出され、府医師会では後継として酒井氏が会長、伯井氏が副会長(その後、日医常任理事)に就任した。
植松氏は小泉政権下の政府・自民党の医療制度改革を批判して日医会長に当選。しかし、06年4月の日医会長選では、自民党との協調を訴えた東京都医師会出身の唐沢祥人氏(65)が植松氏を破って勝利した。
その後、酒井氏が唐沢執行部を支持する姿勢に転じたことから、植松・伯井氏陣営が反発し、22年ぶりの選挙戦となった。伯井氏陣営は「医療崩壊を食い止めるためには自民党とは是々非々で対応すべきだ」と訴えていた。
スポンサードリンク