医師絶対数が不足 外科医・本田さん講演会で訴え
医療崩壊をテーマにした香川血液疾患チーム医療研究会(略称・幹の会、田岡輝久代表世話人)の講演会が27日、香川県高松市サンポートのかがわ国際会議場で開かれた。医療関係者や市民ら約100人を前に、埼玉県済生会栗橋病院副院長で外科医の本田宏さんが「医師の偏在ではなく、絶対数が不足する中で現在の医療崩壊が始まった」と現場の苦しい現状を訴えた。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080129000078
講演会は、チーム医療を考える幹の会が勉強会の一環として企画。マスコミなどで積極的に発言する医師として知られる本田さんを迎え、市民に開放して開かれた。
「医療崩壊 その病因と処方箋(せん)は」と題して本田さんは、OECD各国と日本を比較しながら、「日本の医師数は26万人といわれているが、OECD平均より12万人少ない。そこに高度先進医療を持ち込み、いつでも安くて高品質な医療を実践しようとしている」と指摘。日本の医師数には80、90代も含んでおり、65歳以下だと22万人とも述べ、「医師養成には10年20年の歳月が必要だ。団塊世代に医療が必要となる時期に備え、いまが手を打つ最後のチャンス」と力説した。
幹の会は、香川県内で血液疾患の診療に携わる7つの医療機関の医師や看護師、薬剤師らで2003年に発足。年に数回、勉強会を重ねている。
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