スポンサードリンク
スポンサードリンク

TOP >  医師不足で医療崩壊

「医療崩壊阻止し、医師の新時代を」

勤務医が中心となる新たな医師団体「全国医師連盟」(仮)の設立準備委員会(黒川衛・代表世話人)は13日、東京都内で総決起集会を開いた。開業医中心の医師会とは異なる立場から、労働組合の創設やメディア・市民に向けた情報発信などの活動を行い、“医療崩壊”の阻止を目指す。

http://www.ohmynews.co.jp/news/20080114/19665

「医師会と対立するわけではない」

 全国医師連盟活動の柱は、(1)医師労働環境の改善(2)公正な医療報道と世論啓発(3)医療紛争解決と医師の自浄機能の促進――の3点。

 医師が個人加盟できる労働組合(ドクターズユニオン)の創設や、行政対策、記者や患者向けに分かりにくい病名や症状などを無料で解説するサービス、医療過誤の冤罪や報道被害を受けた医師への支援活動などを行っていく。

 準備委員会は昨年発足。SNSなどおもにインターネットを使って準備を進め、13日現在までに420人が会員登録を表明している。開業医は15%程度と、勤務医や研究医が中心なため、平均年齢も43歳程度と若い。今後、夏ごろまでの本発足に向けて準備を進めていく。


会見で全国医師連盟の設立について説明する黒川代表世話人(左)=13日午後6時、東京ビッグサイト(撮影:軸丸靖子) 「患者を治したいという純粋な思いで医療を行うことが困難になってきている。その状況を正したい」と黒川氏は全国医師連盟の設立動機を語る。

 医師を代表する団体といえば、日本医師会を頂点とする強大な医師会組織がすでにある。しかし、医師会での勤務医の発言権は開業医より低く、病院医師の悲鳴が十分取り上げられてきたとは言えなかった。

 このため、全国医師連盟は医師会の対抗軸のように思われがちが、黒川氏はケースバイケース、とし、

 「開業医もかつてはわれわれと同じ勤務医や研究医。(医師団体の)先輩として見習うべきものは見習う。医師会と対立する見解も部分的にはあるが、全面対立するものではない」

と話した。


「現場の真実」伝えなければ

 約110人が集まった総決起集会では、済生会栗橋病院の本田宏副院長が「誰が日本の医療を殺すのか、日本の医療をどう救う?!」と題し講演した。

 テレビや雑誌、ブログなどで国の医療費削減策に警鐘を鳴らし続ける本田氏は、大学教授でも医師不足の現状を知らないこと、医師会が支援する議員でも日本の医療費が安いことを知らないことなどを紹介。

 ・GDPに占める日本の医療費(8.0%、2004年)はOECD加盟国平均に満たず、かつG7で最低

 ・人口10万人あたりの医師数は全国平均で206人で、もっとも医師が多い東京や京都でも、OECD加盟国平均の290人に及ばない

 ・厚生労働省は、医師数は不足ではなく偏在が問題としているが、日本の医師数は26万人で、OECD平均並みにするには16万人足りない。その26万人には65歳以上の医師が4万人含まれており、80代、90代もいる。

 ・医師が高齢になっても働く理由には、病院が必要医師数を満たせないため在籍を頼むこと、医師側も勤務医時代の給与が安く退職金が少ないため働かざるを得ないという事情がある

 などのデータを示しながら、

 「患者さんと医療関係者のあいだには深い溝がある。解決には『現場の真実』が不可欠。医師自ら立ち上がって、伝えなければならない」

と訴えた。

スポンサードリンク

関連エントリー

医学部定員の大幅増を―超党派議連決議   医師不足…地域・診療科で偏在   小児科を守れ:/中 行政だけに頼らない 立ち上がった、おかあさんたち   地域医療の人材育成へ協定 道教委と北大、札医大、旭医大が調印   爆発的医療需要に備え医師増員を   北海道夕張市・地域医療再生に賭ける医師   塩谷総合病院常勤内科医1人に6月から入院、救急対応に影響も   小児科を守れ:/上 医師減少「もう限界」 中止された一般外来   社説:野党の廃止法案 「75歳」線引きの是非こそ論じよ   医師不足 深刻さ訴え   医師、看護師不足 改善訴えで学習会   山口県勤務医部会の取り組み   医師不足:250人の県出身・全国の医学生に知事が手紙「就職は古里で」 /富山   医学界と国会議員が意見交換   【コラム・断】麻酔科医の逆襲   救急告示病院、都市部でも減少<解説>   道路と命、どちらが大切ですか?-NPO法人医療制度研究会副理事長、本田宏医師   医師不足、勤務医の低月給-疲弊する勤務医の実態   生産性の低い日本の医療。超高齢社会に向けて「医療崩壊」は必然である   ニュース追跡:小児医療、崩壊の危機に直面 軽症患者の殺到に医師疲弊 /埼玉   支局長からの手紙:どげんかせんと、医療崩壊 /福井   医師不足:「医療は命の安全保障」 県民実行委が公開講座 /福井   新生児集中治療室:病床増の障害は「専門医不足」   広島大医学部:推薦入試に「ふるさと枠」 地域医療推進へ--09年度から /広島   読む政治・選択の手引:医療費(その2) パンク寸前、公的医療   アジア記者クラブ2008年4月定例会(明大・お茶の水)   医療従事者の5割「辞めたい」 県医労連アンケート 業務多忙、休暇取れず 医師・看護師の増員求める   医療費が足りない/3 激務の勤務医   ご近所のお医者さん:/44 人口10万人当たり、滋賀県内の医師数 /滋賀   医師らの刑事免責確立を   『病院以外の職場がこんなに明るいとは知らなかった』 (週刊プレイボーイ 17号)   まさに 「隔靴掻痒の感がある。病院の現場のことは知らないというのか」   8割超の市町村で「お産不能」に-北海道   「カルテの余白」出版記念パーティー開かれる   国立がんセンター:麻酔医が相次ぎ退職 手術にも支障   医師不足:2次救急医療、紋別病院が撤退--今月末で /北海道   【主張】博士号に謝礼 贈収賄事件にもつながる   救急医療の本質を議論 救急と医療連携の検討会   大半の地方の医師はいつ過労死してもおかしくない   がん:新治療に粒子線 取り組む医師らが講演--大阪・北区で23日公開講座 /大阪   スクランブル:医療・福祉現場を考える 増える患者らの暴力 /広島   シンポ:開業医の役割考える 疲弊する医療現場から報告--20日・京都会館 /京都   瀬戸際で崩壊防ぐ 諏訪地方の産科医療   医師不足認め対策   搬送への対処、意見交換 南区 医療崩壊と救急テーマにシンポ   「医師、スタッフ足りない認識を」   大阪府医師会22年ぶり会長選──1票差で与党協調派3選   医師「総数として不足」政府認める   医療格差、東京で病院経営がつらい理由   患者は“神様”? 悲鳴を上げる勤務医   【外科破壊】外科医は恐ろしいペースで減っている 盲腸手術まで一週間待ち?   医療崩壊 外科は崩壊前夜→医療費削減でエリート医師の海外流出はもうすぐ   患者は“神様”? 悲鳴を上げる勤務医   病院受け入れ問題 市民と医師ら医療学習会企画   医師絶対数が不足 外科医・本田さん講演会で訴え   「頑張りすぎないで……」に励まされて   2008年1月16日(水)  東奥日報   「医療崩壊阻止し、医師の新時代を」   勤務医ら新団体設立を計画 労働環境改善求め集会   全国医師連盟の創設に向け決起集会   【産経抄】1月10日   若い外科医が海外に逃げていく--もう1つの医療崩壊   長野県の医療、ピンチ   若い外科医が海外に逃げていく--もう1つの医療崩壊 (NikkeiBP) 必要なのは待遇改善と正当な評価   連休中に事故とか急病とかなったら死ぬぞ   これでは医師不足解消できぬ   悪循環招く医師不足 公的病院に再編の波   医師不足で公的病院再編の波   診療報酬改定 医師確保めざす一歩に   医療崩壊元年、プラス改定にも危機感   増える過労死 「当直」違法状態。 現場のお医者さんは全力で休みを取る方向にがんばっていただきたい。   診療報酬0.2%増で調整、産科・小児科に手厚く…政府・与党   患者も知って! 医師の過労・過労死の実態   嗤うしかない:産経新聞社の論説室のクオリティ   医師の過労死をなくし,勤務条件を改善するための施策の強化についての申し入れ 【過労死弁護団全国連絡会議】   外国人医師の診療解禁、特区限定で…舛添厚労相が表明   筋弛緩剤で医師自殺 神戸中央市民病院   ある医師が当直中にお亡くなりになられました。患者である国民の1人として心より哀悼の意を表させていただきます。(伊関友伸)   「宿直が月10回…」過労死110番へ医師・教師ら続々   こんな労働条件では、私達は、医療はできません   青森県の産科状況.10年前は140人今90人   韓国でも外科医がいない 医大生に敬遠される外科 朝鮮日報2007/11/11   医師・看護師増 安心の医療へ   看護師不足、このままでは加速/東京都   医師不足に危機感-奈良の医療考える集会  (2007.11.5 奈良新聞)